ジャンボジェットの後輪
  • その他

これからの北海道について1~北海道の経済は「ジャンボジェット機の後輪」

今日は少しまじめな話…
選挙も終わり、いよいよ新内閣が発足しますね。

北海道新聞(多くの道民は「道新」と呼んでいます)によると、道内では11月から灯油・ガソリン価格が上昇しているとのこと。 円安と全国的寒波が影響しているようです。

野田佳彦前首相が、衆議院を解散する方針を表明したことなどをきっかけに、いっきに円安方向に!わずか1ヶ月ちょっとの間に、79円台から84円台と、な、なんと、5円も円安に!(買っておけば良かった~)
この円安の流れは、輸出関連企業にとっては嬉しいことだと思います。が、同時にこの円安の流れと季節がら、今後、灯油・ガソリン価格はさらに上昇するかもしれません。
輸出関連の大企業にとっては、円安は嬉しいかもしれませんが、私たち庶民、特に北海道民にとっては、この時期の灯油・ガソリン価格の上昇はかなり痛いですよね~

この急激な円安の流れに乗って、大企業が従業員の給料をいっきに上げ、下請け企業に対してもそれなりの金額で発注し、さらに下請け企業で働く従業員の給料もいっきに上がるなら、灯油・ガソリン価格が多少上昇しても何とかなるかもしれません。
が、そんなに急に従業員の給料が上がることはありませんよね~
つまり、急激な円安は、庶民にとっては好ましいものではないのです。

また、大勝した自民党の安倍晋三総裁が掲げている、インフレ目標設定2%についても同じことが言えるでしょう。
個人的には、このインフレ目標設定2%は悪いこととは思いません。やはり、デフレ脱却のためには必要なことだと思います。
ただ、このインフレも急激に進むと、上記のように、給料は上がらないのに、モノの値段だけ上がっていくという危険性があります。 そうなっては困りますよね~

これからの日本経済の大きな流れとして、円安・デフレ脱却は重要なことだと思います。しかし、急激にそれらが進むと、困るのは私たち庶民なのです。ハードランディング(急激)ではなく、ソフトランディングを目指して欲しいものですが、でも、それでは世の中の流れを変えることは、なかなか難しいでしょう。理想に過ぎないと言う方もいると思います。
しかし、せめて何かしらの配慮や対策(セーフティネット的な制度の設立)だけは忘れて欲しくないものです。

北海道の経済は「ジャンボジェット機の後輪」と言われることがあります。これは
「日本の経済が上向いても、最後に地面を離れ、経済が下向くと真っ先に着地する」
つまり、それだけ好景気の流れに乗るのは最も遅く、逆に不景気の流れに乗るのは最も早いという意味です。
これを前提に考えると、円安・インフレ(デフレ脱却)がたとえソフトに進んだとしても、道民の給料が上がるには、さらに時間がかかるのではないでしょうか。
だからこそ、今回北海道で選ばれた政治家の人たちには、こういう現状を踏まえた上で、北海道のための対策を真剣に考え、何とかその制度を成立させるよう頑張って欲しいです!

と同時に、私たち道民も、いつまでも国や地方自治体、政治家に頼ってばかりいるのではなく、私たち自分自身が頑張らなくてはなりません!
個人的には、この「一身独立」という考えが、これからの北海道にとって最も重要なことでは?と考えています。

続く…

コメントを残す

  • カテゴリ:その他
  • 地域別情報:
  • キーワード:

TO TOP